Desay SV AutomotiveがCES Asia 2017で最新のインテリジェントキャビンを実演
【上海2017年6月12日PR Newswire=共同通信JBN】カーエレクトロニクスの大手プロバイダーであるDesay SV Automotive(「Desay SV」あるいは「同社」)はCES Asia 2017で、複数の運転状況に基づく最初のインテリジェントキャビンを発表した。このインテリジェントキャビンはKanzi UIツールキットを使用して開発され、メインインターフェースがデュアル12.3インチTFTスクリーンを利用している。
運転情報とエンターテインメント・コンテンツの提供に加えて、このキャビンは4台のHDカメラや77G ミリ波レーダーといった最新のインテリジェント・ドライブアシスト機能を統合している。同社は、このインテリジェントキャビンの開発は完了しており、間もなく量産に入る予定と述べた。
Desay SVのシニアプロダクトマネジャーであるジェン・チェン氏は「Desay SVのインテリジェントキャビンの特徴は、顧客のニーズに合うよう十分に考慮されたインテリジェント・ハードウエア設定を組み込んであることだ。このヒューマン・マシン・インターフェース(HMI)は3つのコンセプトに基づき構築されている。それはユーザー経験をベースに製品をモデルチェンジすること、顧客が慣れ親しんでいるモバイルフォンの操作に合わせてインターフェースのプロトタイプを設計すること、そして安全運転のためのインターフェースの原則を構築することである」と述べた。
ビジターはCES AsiaのDesay SVの展示ブースでインテリジェントキャビンの機能を体験することができる。それに含まれる機能はデュアル12.3インチの完全にラミネート加工されたセンターコンソール、再設定が可能な高解像ダッシュボード、電子式リアビュー・ミラー、および全自動パーキング、パノラマパーキング、前方衝突警告、車線離脱警告、歩行者検知などのインテリジェント・ドライバー補助システムである。こうしたテクノロジーを応用できることは、Desay SVがトータルでインテリジェントなネットワークソリューションを設計できる能力を持っていることを実証するものだ。現在の量産車両のほとんどに採用されている半自動パーキングシステムに比べ、Desay SVの全自動パーキングソリューションはさらに精密な状況認知力と、より進んだインテリジェント・アルゴリズムを備えている。これによってギアとハンドルの全自動コントロール、そしてボタン1つで簡単に、駐車を確実に行うことを達成している。
Desay SVが急速に発展した最近の2年間で、同社はハイテク産業においていくつかの互恵的パートナーシップを結んだ。それは高精度マップ、自己位置同定、車両の周辺環境認識と意思決定といった自動運転関連のテクノロジー分野でインターネット検索の巨人Baiduとの協業を定めた戦略的協力協定を含むものだ。また、Desay SVは企業がさらに多くの顧客に自動運転を提供するのを支援するため、大量生産車両のための専用のコンピューティングプラットフォームを構築した。Desay SVは自動車に特化したテクノロジーと組立前の市場における強さにより、Baiduのインテリジェント車両エコシステムに重要な構成要素を加える。
Desay SVのカオ・ダペン最高経営責任者(CEO)は「人工知能の時代では、インテリジェント・ドライビングはかつてない注目を集め、巨大なチャンスを提示する。自動車産業とインターネット技術企業の融合は、これまでにない可能性を生み出す。Desay SVが集中しているのは、革新的なテクノロジーを使って、インテリジェント・ドライビングの広範な普及を推進することである」と述べた。